社会保険労務士試験国民年金法・厚生年金保険法の過去問と解説を掲載しています

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平成22年 厚生年金保険法 択一式 第3問 問題

  1. 厚生年金保険の保険料の先取特権の順位は、国税にのみ次ぐものとする。(H22-3A)
  2. 厚生年金保険の保険料は、厚生年金保険法に別段の規定があるものを除き、民事執行法上の強制執行の例により徴収する。(H22-3B)
  3. 厚生年金保険の毎月の保険料は、当月末日までに納付しなければならない。(H22-3C)
  4. 厚生年金保険の保険料は、納付義務者について、民事再生手続きが開始したときは、納期前であっても、すべて徴収することができる。(H22-3D)
  5. 事業主は、被保険者に対して通貨をもって報酬を支払う場合においては、被保険者の負担すべき前月の標準報酬月額に係る保険料(被保険者がその事業所または船舶に使用されなくなった場合においては、前月及びその月の標準報酬月額に係る保険料)を報酬から控除することができる。(H22-3E)





平成22年 厚生年金保険法 択一式 第3問 解答・解説

  1. ×
    (法88条)厚生年金保険の保険料の先取特権の順位は、「国税及び地方税」に次ぐものとされています。保険料は、税金より弱い扱いです。

    第八十八条  保険料その他この法律の規定による徴収金の先取特権の順位は、国税及び地方税に次ぐものとする。
  2. ×
    (法89条)厚生年金保険の保険料は、厚生年金保険法に別段の規定があるものを除き、「国税徴収の例」により徴収するものとされています。国税徴収法を使って徴収することになります。

    第八十九条  保険料その他この法律の規定による徴収金は、この法律に別段の規定があるものを除き、国税徴収の例により徴収する。
  3. ×
    (法83条1項)厚生年金保険の毎月の保険料は、「翌月末日まで」に納付しなければなりません。

    第八十三条  毎月の保険料は、翌月末日までに、納付しなければならない。
  4. ×
    (法85条)「民事再生手続きが開始したとき」は、保険料の繰上げ徴収の対象とはなりません。次の場合に保険料の繰上げ徴収を行うことができます。

    第八十五条  保険料は、次の各号に掲げる場合においては、納期前であつても、すべて徴収することができる。
    一  納付義務者が、次のいずれかに該当する場合
    イ 国税、地方税その他の公課の滞納によつて、滞納処分を受けるとき。
    ロ 強制執行を受けるとき。
    ハ 破産手続開始の決定を受けたとき。
    ニ 企業担保権の実行手続の開始があつたとき。
    ホ 競売の開始があつたとき。
    二  法人たる納付義務者が、解散をした場合
    三  被保険者の使用される事業所が、廃止された場合
    四  被保険者の使用される船舶について船舶所有者の変更があつた場合、又は当該船舶が滅失し、沈没し、若しくは全く運航に堪えなくなるに至つた場合

  5. (法84条1項)設問のとおり、控除することができます。

    第八十四条  事業主は、被保険者に対して通貨をもつて報酬を支払う場合においては、被保険者の負担すべき前月の標準報酬月額に係る保険料(被保険者がその事業所又は船舶に使用されなくなつた場合においては、前月及びその月の標準報酬月額に係る保険料)を報酬から控除することができる。


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